クマハギ対策

先日登った山にこんな風景を見つけた。

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スギ(Cryptomeria japonica)たちが緊縛されている…?

人工林であることから、これが林業上の措置であることは推察できるが、目的がわからない。肥大成長すれば幹を締め付けてしまうのではなかろうか。いやSMじゃあるめぇし。

そんな疑問を思い出したので調べてみたところ、こちらの被害を防ぐための対策なのだということがわかった。

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同じ山でやはり頻繁に目に付いた光景、クマ剥ぎである。

結ばれていたロープは「わな結び」という結び方により、肥大成長に伴う締め付けを回避しているという。

http://www.green.go.jp/gijyutsu/pdf/zorin_h2307-3.pdf

一見クマ剥ぎ防止効果があるとは思えない簡便さだが、効果ありの結果を示す研究成果があった。ぐぬぬ…人間の知恵ってすごい。

http://www.green.go.jp/gijyutsu/pdf/zorin_h2307-4.pdf

林家的にはクマ剥ぎは頭の痛い問題だと思うが、人とクマの攻防を思うと面白い。両者うまく釣り合っていければ、と想わせもする光景なのだった。

スミレの復習

久々に山を歩いて幾つかのスミレに出会った。

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たぶんだが、オオタチツボスミレ、タチツボ、(ヒゲ)マルバ。
前二者は初めて同所的に見て、葉がこんなに違ったのか、と驚いた。

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スミレサイシンの花後の姿もあった。デカすぎてカンアオイ類を疑ったのはここだけの話。

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謎のスミレ。
葉はミヤマスミレににてるけど有茎だし、タチツボスミレかとも思ったけど葉の鋸歯が目立ちすぎる。あるいは葉に変異が生じたタチツボスミレなのだろうか?

春、はじめました

どうにか繁忙期も終わりに近づき、日曜日には散歩する余裕もできた。

桜前線は先週のうちに頭上を追加して、満開を迎えた個体の周りからはハナアブたちの賑わいが聴こえる。

ケヤキも花枝を芽吹かせた。あるいは先駆的なシダの繁殖葉みたいにも見える。

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抱えている課題は多いけど、俺も春を始めようと思う。

河原の公園と樹木

近場の木曽川付近を散歩してみた。
いたるところに白い実をぶら下げた木がある。

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センダン(Melia azedarach)という木らしい。沿海から丘陵の明るいところに生えやすい。ただしこの辺のは自生種ではないようだ。
近くにアキニレ(Ulmus parvifolia)と思しき木もあった。

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冬芽周辺はニレ科によくあるご尊顔である。
エノキ(Celtis sinensis)の冬芽も見てみた。

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さすがにニレ科に似ているが、エノキムクノキは最近だとアサ科に分類されている。
よくわからない実生も見つけた。

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ヤマモモ(Morella rubra)に似ているが、葉の先端が伸びているのが気になる。
ご存知の方がいたらご教示ねがいたい。

そういえばヤマモモ属の「モレラ」は岐阜にあるショッピングモールの名前と同じだ。綴りも由来も違うけど。

モチツツジの越冬

登り納めの金華山モチツツジ(Rhododendron macrosepalum)がこんな時期に新しそうな葉を出していた。

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そんな個体が随分と多く、むしろ例外がなかったので調べてみたら、やはりこの種は半落葉性だった。冬に落ちる葉がある一方で、冬を越す葉もあるのだ。
しかしどうやら落ちるのは「春葉」で残るのは「夏葉」なのだという。つまり今青々しく冬を迎えている葉の姿は、落ちようとしている葉のちょうど1年前の姿だ、というわけではない。
春葉が詰まった冬芽が、今は守られるかのように夏葉に囲まれている。

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夏葉を越冬させるのは、来春素早く光合成を再開する手立てなのか、それとも冬芽を守るのが第一の使命なのか、あるいは葉にためた養分を春葉に供給するなんて機能を備えていたりするのか、興味深い。
ともかくその需要は高いらしく、他にも半落葉性のツツジは存在する。ヤマツツジ(R. kaempferi)はモチツツジよりも小さいサイズのまま成長を止めて冬を越す。エゾムラサキツツジ(R. dauricum)も同じだろうか。こちらは北海道にいるときによく見ておけばよかった。

シラカシ

とあるところにシラカシ(Quercus myrsinifolia)が記念樹として植えられていた。

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よく見ると先端が黒変した葉が多い。
通水障害によるのか、気温変化などが影響しているのか、気になる。
地面には堅果がたくさん転がっている。
しかしそれ以上に、結実しそこなった未熟な殻斗が小動物の糞みたいにごろごろ転がっていた。

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これは異常なのか、よくあることなのか、シラカシのことはまだよくわからない。