2015-01-01から1年間の記事一覧

モチツツジの越冬

登り納めの金華山、モチツツジ(Rhododendron macrosepalum)がこんな時期に新しそうな葉を出していた。 そんな個体が随分と多く、むしろ例外がなかったので調べてみたら、やはりこの種は半落葉性だった。冬に落ちる葉がある一方で、冬を越す葉もあるのだ。 し…

シラカシ

とあるところにシラカシ(Quercus myrsinifolia)が記念樹として植えられていた。 よく見ると先端が黒変した葉が多い。 通水障害によるのか、気温変化などが影響しているのか、気になる。 地面には堅果がたくさん転がっている。 しかしそれ以上に、結実しそこ…

砂防ダムの紅葉

この時期にもまだ紅葉の終わっていない場所があった。 とある谷の砂防ダムの上に立つと、上流にはダムにせき止められ堆積した土砂が延々と連なっている。 自然愛護的見地に立てば、砂防ダムは問題だらけだ。 見ての通り環境を改変するし、土砂の下流への供給…

河原林かと思ったら

ジョギングの途中、気になっていた堤防下の林に分け入ってみた。 林縁にはエノキ(Celtis sinensis)があり、結構でかい個体もいる。しかしそれ以上に、この時期はクロガネモチ(Ilex rotunda)の赤い実が目立った。 ほかにもモチノキ(I. integra)やマンリョウ(A…

バーベナ

バーベナは園芸品種として聞く名前だが、野外で見たことは今までになかった。 道端で青紫色の花を見つけ、科もわからなかったため、やむなく知恵袋で聞いてみた。 ぼけているようで、ピントは手前の花に合っている。 花冠は5裂、葉は対生し鋸歯のある楕円形…

川の賑わい

ジョギングをしていると、川が鳥で賑わっていた。 ぱっと見、ダイサギとカワウだ。よく見えなくて、黒い鳥はクロサギか?と思ったが、クロサギは海辺の鳥。 悲しいことにご覧の通り、橋の上からでもちょっと近づくと一羽が飛び出し、つられてわらわらともっ…

コセンダングサ?

マルバヤナギのある川の堤防に黄色い花が咲いていた。 同定はできなかったが、なんとなくコセンダングサ(Bidens pilosa)に似ている。 コセンダングサは関東以西に分布を広げている帰化植物で、要注意外来生物に指定されている。 Bidens属の果実は痩果で、萼…

マルバヤナギの黄葉

マルバヤナギ(Salix chaenomeloides)は北海道で見たことがなく、今一番身近な存在となっている木の一つだ。 chaenomeloidesとは、「ボケ(Chaenomeles ほにゃらら)に似ている」という意味らしく、でかい托葉も葉の形も確かに似ている。 休日出勤の途中、ゆと…

ミズメ?

愛知の山奥で、ついにミズメ(Betula grossa)と思われる落ち葉を発見した。 ミズメ、、、だよな、、? カンバ類の中では珍しく南方系の種で、今まで見たことはなかった。 生原氏のウェブサイト「樹木の個性を知る、生活を知る」によれば、他のカンバ類と違っ…

テイカカズラの実

これは先週の話になるが、ササゲ類の豆の鞘のようなものが木からぶら下がっていて、何かと思ったらテイカカズラ(Trachelospermum asiaticum)の実だった。 袋果であり、中からは綿毛の生えた種が出てくる。 この毛は種皮に由来するといわれる。 日本産の木本…

ツマグロヒョウモン

三週間ほど前になるけど、覚え書き程度に。 川沿いの公園に、道産子の目には見慣れないタテハチョウがひらひら、それも何匹か飛んでいた。 近づいてカメラに押さえてみる。2種類の模様が撮れたが、調べてみると同種の雌雄だった。 ツマグロヒョウモン。 年に…

アオサギ

岐阜に越してきてから早8ヶ月。 あっという間に師走になってしまいました。 会社勤めの日々、毎日通る橋からの風景。 川の中によくアオサギがいます。 清流ではないけど、彼にとっては大事な川なんだろうな。 アオサギは釧路にもいて、コロニーが形成される…

道東周遊(茅野公園の話)

4月から縁あって岐阜に住むと思われるワテクシです。 そういうわけで、北海道を離れる前に個人的なゆかりの地である道東を巡ってきました。 このブログに関係ある訪問地を列挙すると、 ・岩見が浜 ・丘の上のミズナラ林 ・茅野公園 ・武佐の森 ・釧路湿原 …