キク科の多さ

草本類の図鑑を開くとその規模を実感する。wikipediaによればキク科(Asteraceae)は世界中に分布し、日本では70属360種が自生している、もっとも進化し、もっとも分化している植物なのだという。

とりあえず手元にある植物図鑑に載っている属名を挙げてみよう。

・ウサギギク属(Arnica):ウサギギク系
ハハコグサ属(Gnaphalium):ハハコグサ、チチコグサ系
ヨモギ属(Artemisia):ヨモギ系、アサギリソウ
・ヤブタバコ属(Carpesium):ヤブタバコ系
・タウコギ属(Bidens):タウコギ系
・メタカラソウ属(Ligularia):トウゲブキ
・ヒマワリ属(Helianthus):キクイモ
・ヤナギタンポポ属(Hieracium):コウリンタンポポ含む?
・フタマタタンポポ属(Crepis):フタマタタンポポ、エゾタカネニガナ、ヤネタビラコ
タンポポ属(Taraxacum):タンポポ
・エゾコウゾリナ属(Hypochaeris):ブタナ、エゾコウゾリナ
・ニガナ属(Ixeris):[イワ、ハマ、ハナ、シロバナ、タカネ)ニガナ
・オグルマ属(Inula):カセンソウ、
ヤブタビラコ属(Lapsana):ヤブタビラコ
・シカギク属(Matricaria):コシカギク、カモミールと同じ
・フタナミソウ属(Scorzonera):フタナミソウは礼文島の固有種
ヨモギギク属(Tanacetum):エゾノヨモギギク、ナツシロギク
アキノノゲシ属(Lactuca):ヤマニガナ、アキノノゲシ系、エゾムラサキニガナ
・アゼトウナ属(Crepidiastrum):ヤクシソウ(→オニタビラコ属?)
オニタビラコ属(Yougia):オニタビラコ
・コウリンカ属(Tephroseris):ミヤマオグルマ
・キオン属(Senecio):キオン、ハンゴンソウ、エゾオグルマ、サワギク、ノボロギク
オオハンゴンソウ属(Rudbeckia):アラゲハンゴンソウ、オオハンゴンソウ
アキノキリンソウ属(Solidago):アキノキリンソウ系、アワダチソウ系
ノゲシ属(Sonchus):ハチジョウナ、ノゲシ、オニノゲシ
・コウゾリナ属(Picris):コウゾリナ
・メナモミ属(Sigesbeckia):メナモミ
・ノコギリソウ属(Achillea):ノコギリソウ系
ヤマハハコ属(Anaphalis):(ヤマ、カワラ、タカネヤハズ)ハハコ
・エゾノチチコグサ属(Antennaria):エゾノチチコグサ
・ノブキ属(Adenocaulon):ノブキ
・モミジハグマ属(Ainsliaea):キッコウハグマ
・キク属(Chrysanthemum):コハマギク、チシマコハマギク、ピレオギク
・シカギク②属(Tripleurospermum):イヌカミツレ、シカギク
・フランスギク属(Leucanthemum):フランスギク
・シオン属(Aster):エゾゴマナ、シラヤマギク、サワシロギク、エゾノコンギク系、ウラギク
・コゴメギク属(Galinsoga):ハキダメギク
ヒナギク属(Bellis):ヒナギク
・ムカシヨモギ属(Erigeron):アズマギク系、ジョオン系、ムカシヨモギ
・ウスユキソウ属(Leontopodium):(無印、オオヒラ、エゾ)ウスユキソウ
・センボンヤリ属(Leibnitzia):センボンヤリ
・コウモリソウ属(Parasenecio):ミミコウモリ、モミジガサ、ヨブスマソウ
・アゲラティナ属(Ageratina):マルバフジバカマ
・ゴボウ属(Arctium):ゴボウ
・アザミ属(Cirsium):アザミ系
ヤグルマギク属(Centaurea):ヤグルマアザミ
・ヤマボクチ属(Synurus):オヤマボクチ(ボクチ→火口)
・トウヒレン属(Saussurea):トウヒレン系、ナガバキタアザミ、フォリイアザミ
ヒヨドリバナ属(Eupatorium):ヒヨドリ
・キクニガナ属(Cichorium):キクニガナ(=チコリー
マツムシソウ属(Scabiosa):マツムシソウ
・フキ属(Petasitis):アキタブキ
・ブタクサ属(Ambrosia):ブタクサ
・トキンソウ属(Centipeda):トキンソウ
オナモミ属(Xanthium):オナモミ

以上となる。

多すぎである。

正直三分の一くらい書いてから書き始めたことを後悔し始めていた。笑

当然、書き終えたからといって覚えたわけでもない。
とはいえ、アズマギク系がジョオン系と同属だったことは知らなかった。
書き出してみると、案外新しい事も分かるものである。

存外時間がかかったため、各属についての勉強はまたいつかにすることにした。
ではまた。笑