【木】ナナカマド

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実が寒空に映えていたので撮ってみました。
こいつの名前はナナカマド。
北のほうでは街路樹の代表選手です。
綺麗な色をした実ですよねー。

この実、すごく不味いんです(笑)

一説によれば、まずすぎて鳥も進んで食べようとはせず
真冬でも雪の帽子をかぶって残っているものも多いんですが
これは雪解けのころに空腹の鳥がしぶしぶ食べて
消化系を通すことで発芽可能になった種子が露出した土の上に落ち
無事に発芽を成功させるという戦略なんだとか。
そんなナナカマドはバラ科に属し、春に白い花をまとまった感じで付けます。
その花言葉は「安全・慎重・用心」。
北のほうで街路樹としてよく見かけるのは、実はこの花言葉から
「交通安全の木」に指定されているからだったりします ̄∀ ̄)
ただ本州の南にいくともっと高い所じゃないと生育に適さないらしいんですよね。
本州中部以北には更なる高地や寒冷環境に適応した種として
タカネナナカマド、ミヤマナナカマド、ウラジロナナカマドなんてのも在ります。
ところでこの「ナナカマド」という名前ですが、
この木はとても燃えにくく、「七回かまどで燃やしても燃え残る」とか
「七回竈でで燃やし木炭を作った」とかいうことから「七竈」なんだそうです。
あと雷除けの木として庭に植える風習もあるらしいですが・・・
僕のイメージはやっぱり街路樹ですねw

【ナナカマド〔Sorbus commixta〕】
山地に生える落葉樹、高さ10~15m、太さ30~40cm、街路樹や公園にも植えられている、全道34市町村で市町村の木に指定されている