”見る目”を鍛える

クマの調査で先週末に浦幌町へ赴いたとき、初めて先頭に立って痕跡調査をさせてもらいました。

前を任せてくれたことをうれしく思いつつも、いざ出発してみれば

後ろから見ていれば当たり前に見つけていた痕跡が、見えない

フンも見落とす。足跡も見落とす。

これじゃぁ調査にならない。自分は愕然としました。

後ろを歩いていたとき、以下に自分が見ていなかったか。

実際に歩いてみれば、林道についた足跡は石の跡や単なるでこぼこに見えるし

フンも状態が多様すぎて、上手く気づくことができない・・・

それでも慣れた人であれば、早歩きのペースでも

ささやか過ぎる痕跡も、視界に入りさえすれば、”勘付く”らしい

先輩はみな、そのような”目”を持っているのでした

うすうす、自分は痕跡を見つけるのがヘタなんじゃないかとは思っていたが

はたしてそのような目を持つことが、俺に可能なのだろうか

自然の見え方に大きな不安を感じる調査だったことは否めません

でも、どれだけ本気になれるか、それが運命の分かれ道だったりするのなら

モチベーションは、おそらく道に迷わない程度には持ち合わせているつもりです

新しい世界を早く開きたいものです。