(メモ)雪虫の生活史

一次宿主:モクセイ科
孵化した全て雌の幼虫は新葉を刺激し偽虫えいの中で師管の汁を吸う。
5月上旬に無翅の成虫(幹母)となり、有翅の成虫となる子を産む。
↑これも「雪虫

二次宿主:トドマツ
成虫になって飛んできた子供らは、この根元で寄生し、翅のない世代を何度か繰り返す。
この際アリとの共生も見られる。
秋が深まると有翅の世代(産性虫)が発生(なおここまで単為生殖)。大群をなす。
↑これが「雪虫

一次宿主:モクセイ科
飛んできた産性虫は雌雄の子を産む(雄は緑色、雌は腹の卵が透けて橙色)。
機能する口器がないので何も食べずに有性生殖。卵越冬。

トドノネオオワタムシ prociphilus oriens の場合)


白いのは糸状の炭水化物系蝋物質