タテハチョウ再び
こんばんは。このところイスカやノスリを初めて認知して世界観を広げているezolisuです。
鳥を知っている人に教えてもらったのですが、彼いわく「植物より鳥のほうが独学でいける」んだとか。
でも僕は全然そんな気がしません。むしろ逆です(笑)。
さて、昨日なんと大学構内の工学部横にある駐車場にクジャクチョウが現れました(1枚目)。
クジャクチョウ【Inachis io】
高原や高山地帯の草原によく見られ、マツムシソウやクガイソウの花を好んで訪れる。
北海道と本州の中山帯から高山帯に分布し、イラクサ科やクワ科などを食草とする。
と図鑑には書いてありましたが、どうやら北海道や東北では平地でもよく出るみたいです。
それにしても、大学内で見かけるとはちょっと驚き。
日本を含む東アジアのものには亜種名として"geisha"というのが当てられており、分類学者からは「クジャク」「芸者」と煌びやかなイメージをガン押しされているチョウです(笑)。
翅の模様は目玉のように見えますが、これは天敵から身を守る効果があるといわれています。
不思議なことに、人間を含む動物は、「目」をとても敏感に認知する性質があるそうです。
逆に翅を閉じると、クジャクチョウは地味な模様で枯葉などに擬態します。
なかなかスキのない防衛策を持っている種のようですね。
もうひとつ、今日は三角山でエルタテハのような蝶が飛んでいたのですが、何かエルと違う気が……
ということで軽く写真に収め照合した結果(2枚目)、「ヒオドシチョウ」という名に行き着きました。
ヒオドシチョウ【Nymphalis xanthomelas】
北海道から鹿児島あたりまで分布し、エノキ、時にヤナギ類を食草とする。
エルと微妙に似ていますが、前翅上側の赤く囲んだ部分の模様が違うこと、L模様が後翅に無いことが判断基準になりました(分かりづらくてすみません;)。
ちなみに「ヒオドシ」とは武具の「緋縅」から来ているのだそうです。
これら2種はいずれもエルタテハと同様、タテハチョウ科です。
やはり成虫で越冬してきた個体なのでしょう、どちらも太陽にぴったり背を向けて熱を効率よく受けていました。
タテハチョウ類はこれからまだまだ出現してくるはず。
どれだけ見つけられるか、楽しみです。
追伸:
「芸者」「緋縅」と来て、本州産エルタテハの亜種名はなんと「侍」だそうです。
なんというか、渋いですね!w
鳥を知っている人に教えてもらったのですが、彼いわく「植物より鳥のほうが独学でいける」んだとか。
でも僕は全然そんな気がしません。むしろ逆です(笑)。
さて、昨日なんと大学構内の工学部横にある駐車場にクジャクチョウが現れました(1枚目)。
クジャクチョウ【Inachis io】
高原や高山地帯の草原によく見られ、マツムシソウやクガイソウの花を好んで訪れる。
北海道と本州の中山帯から高山帯に分布し、イラクサ科やクワ科などを食草とする。
と図鑑には書いてありましたが、どうやら北海道や東北では平地でもよく出るみたいです。
それにしても、大学内で見かけるとはちょっと驚き。
日本を含む東アジアのものには亜種名として"geisha"というのが当てられており、分類学者からは「クジャク」「芸者」と煌びやかなイメージをガン押しされているチョウです(笑)。
翅の模様は目玉のように見えますが、これは天敵から身を守る効果があるといわれています。
不思議なことに、人間を含む動物は、「目」をとても敏感に認知する性質があるそうです。
逆に翅を閉じると、クジャクチョウは地味な模様で枯葉などに擬態します。
なかなかスキのない防衛策を持っている種のようですね。
もうひとつ、今日は三角山でエルタテハのような蝶が飛んでいたのですが、何かエルと違う気が……
ということで軽く写真に収め照合した結果(2枚目)、「ヒオドシチョウ」という名に行き着きました。
ヒオドシチョウ【Nymphalis xanthomelas】
北海道から鹿児島あたりまで分布し、エノキ、時にヤナギ類を食草とする。
エルと微妙に似ていますが、前翅上側の赤く囲んだ部分の模様が違うこと、L模様が後翅に無いことが判断基準になりました(分かりづらくてすみません;)。
ちなみに「ヒオドシ」とは武具の「緋縅」から来ているのだそうです。
これら2種はいずれもエルタテハと同様、タテハチョウ科です。
やはり成虫で越冬してきた個体なのでしょう、どちらも太陽にぴったり背を向けて熱を効率よく受けていました。
タテハチョウ類はこれからまだまだ出現してくるはず。
どれだけ見つけられるか、楽しみです。
追伸:
「芸者」「緋縅」と来て、本州産エルタテハの亜種名はなんと「侍」だそうです。
なんというか、渋いですね!w