テイカカズラの実

これは先週の話になるが、ササゲ類の豆の鞘のようなものが木からぶら下がっていて、何かと思ったらテイカカズラ(Trachelospermum asiaticum)の実だった。

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袋果であり、中からは綿毛の生えた種が出てくる。

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この毛は種皮に由来するといわれる。
日本産の木本で綿毛付きの種を飛ばすのは、他にヤナギ類しかいないらしい。

ちなみにタンポポの綿毛は萼に由来する。
子房下位ならではの形態といえる。

テイカカズラは有毒の白い液を出すことでも知られている。
珍しいからといって引きちぎってはいけない。