カツラさんの紅葉について

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今朝の記事、あとで読み返すと若干言葉が不自由になっている事に気付いたので修正しました。
論理の組み立てって難しいですよね。ハハッ

さて紅葉の話題が出たので、ついでに前に気になっていた事も書いておきます。
上の写真は二つとも10月上旬に撮ったカツラ(Cercidiphyllum japonicum)の写真なんですが、一枚目がおかしいんです。
樹冠の上部だけ綺麗に紅葉している様子がお分かりいただけるでしょう。
周りに生えている他のカツラも同じような色づき方をしていました。
しかし、カツラは前回の記事でも取り上げた「順次開葉」のタイプです。
つまり、色づくなら二枚目のように、樹冠の内側から変化していくはずなのです。
ところがそうなっているようにはどうも見えません。
カツラでは後から出てくる「夏葉」は「春葉」と形が違うので見分けが付きやすく、今回の個体では樹冠上部の夏葉が下部の春葉より先に紅葉していることが確認できました。
このことから、樹冠上部では内側から紅葉しているのかどうか知りませんが、少なくとも上部と下部の間には紅葉の順序に矛盾が生じていると言うことができます。
一般説と異なる事象は珍しくないのですが、先輩後輩の順序が崩れているのはいささか不自然です。
複数の個体が同じ状態にあるので、これは環境に原因がある可能性が高いように思われます。
異変は地上で起こっているのか、地下で起こっているのか。
この付近では冷たい空気が樹冠付近に淀んでいるのか。
はたまた汚い空気が樹冠付近に淀んでいるのか。
それとも、地下でカツラが水を樹冠まで運べないような事態が起こっているのか(カツラは散孔材なので水ストレスには強いと思いますが)。
後者二説のどちらかであればちょっと問題だなぁ。
そもそも、画像検索するとけっこう上から紅葉している例がでてくるのでカツラの「異常な」反応かなのかは分かりませんが,
それならそれでどうしてそうなったのかが気になります。
うーん、先生に聞いてみようかな。。

ちなみに明日は講義の合間に円山を訪問したいと思います。