引越しの話

 今住んでいるところは大学敷地内にある学生寮なのですが、来る7月に近辺の別宅へ引越しをすることが先日決まりました!
 大学敷地内からは出るとはいえ、通うべき学び舎へのアプローチは寧ろ近くなるというファンタスティック(笑)。敷地内といえども、今住んでる寮の位置はそれだけ僻地的だったってことですね、はい。
 何かと準備もあるし不安も多いのですが、実を言うと惜しむ要素はそんなにありません。そんなに遠くに行くわけでもないし。ただし一つあげるなら、窓から緑地が見られなくなる、というのは残念。
 寮の周りは緑が多くて(寮のすぐそばに生えてる木はセイヨウハコヤナギ(Populus nigra)とかハリエンジュ(Robinia pseudoacacia)が多いんですけど)夏は窓から光が入ってこないくらいなんです。暗いのは快いとは言えませんが、彼らに集まる虫や鳥を含め、大量の命の気配がすぐそばにある、ということと、彼らの音に囲まれている、ということが、寮に住んでいて何よりも「良いなぁ」と思えていた点であることは確かでした。
 
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(外は明るいはずなのに!夏)
 
 彼らと別れるにあたり、最も惜しいのは「鳴いている鳥の種類が全部分からないこと」。鳴き声を聞いてもどこだか分からない、ってことが多く、また一度姿と鳴き声と名前が照合できても、鳥に関してはなかなか知識として僕の頭に定着しないんですよね。なのであと二ヶ月の内にどれだけ成長できるか。
 
 ……で、今日は夕方から日が暮れるまで鳴き通しだった鳥がおり、こいつはおそらくアカハラ(囀り)だ!、ということをさっき突き止めたので、その記念としての近況報告でした(笑。アカハラは天塩の調査期間中、宿舎裏の低木に止まっていたのをよく見ていたのですが、まさかお前だったとは。