バーベナ

バーベナは園芸品種として聞く名前だが、野外で見たことは今までになかった。
道端で青紫色の花を見つけ、科もわからなかったため、やむなく知恵袋で聞いてみた。

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ぼけているようで、ピントは手前の花に合っている。
花冠は5裂、葉は対生し鋸歯のある楕円形、茎には4稜があり毛が生えている。
どうやらアレチハナガサ(Verbena brasiliensis)という外来種らしい。
似た花にヤナギハナガサというのがあるが、これは毛が剛毛で葉が茎を抱く点で異なる。
アレチハナガサは種小名から推察できるように南アメリカ原産で、クマツヅラ科クマツヅラ属に分類される。
このクマツヅラ属ないしクマツヅラ科というのがいわゆるバーベナである。
自分の中ではクマツヅラの仲間なんてパッと出てこなかったのだが、それもそのはず、日本に自生する同科の種はクマツヅラとイワダレソウ(イワダレソウ属)しかなく、どちらも北海道には分布していないらしい。
クマツヅラは北米に帰化しているとのこと。なかなか強かなグループらしい。