街と森のあいだ

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3度目の受験となった分類に関する資格の2級植物部門に合格しました。十分な勉強ができているとはいえず、お世辞にも知識があるとはいえない現状なので、少し複雑な嬉しさを感じます。このまま受験が恒例行事化するのかなと思っていた節もあり、来秋に大阪へ遊びに行く口実がなくなったのもやや哀しいです。

さらに、受かったところで現状そこまで役に立たないというのも悶々とします。この資格が役に立つ仕事は少なからずあり、僕もその仕事に興味はあるのですが、現職からそちらへのシフトは厳しめです。それを甘受した上で、もはや趣味だから、と割り切って受けたので今更嘆くこともないのですが、資格を手にするとやはり欲は出ますね。

しかし大事なのは向上心です。現状がどうであれ、それを失うわけにはいきません。肩書きを手にしたところで知識が満たされるわけでもありません。毎年受けても余裕で合格できるくらいには、学び続けておきたいところです。

写真は昨秋撮った山から街を見下ろした風景です。人々の営みはまさしく山を削ることで成り立っています。道路の下にもコンクリートの中にもたくさんの砂利が使われています。この写真は、どんな自然愛護家も山を削ることなしに街で生きることは構造として不可能なのだと訴えかけてきます。

僕はそれでも森と向き合っていくでしょう。春がきたら、今よりも活動の幅を広げようと思います。