大雪山から下山すると禁断症状のように高熱を出したので、病み上がりに早速山に吸い寄せられるかの如く週を挟んで宮城沢と神威沢に行きました。 写真は昨日行ったばかりの神威沢です。写っている人は同行者A。携帯による撮影で、ご覧のとおり非常に画質が悪…
久しぶりの投稿。最近僕はとある山奥に住み込みで働いており、このようにパソコンやインターネットや電気ガス水道などといった文明的な暮らしに戻ってくるのも大変久しぶりであります(一部誇張を含む)。 現在、山の上のほうでは僕の好きな花の中でも特に好…
経営難に陥って閉鎖されてもスキー場はスキー場。そこでは滑走に適した斜面が無料で開放されているようなものなので、お金のない私のような人間は、山スキー練習のために大変恩恵を受けております。ということで、先日も後輩を連れて行ってまいりました。 前…
○古いデータに疑問 1995年に発刊された経済学批判某学術書に、土地利用別に見た生産量を示す表が載っていた。ここで取りざたにされているのは植物の作用のみに着目した場合の有機物の増分、いわゆる「純一次生産量」だと思われる。項目は乾重量と熱量の二つ…
ずいぶん久しぶりの更新となってしまいました。唐突の新規記事として、今回はふと疑問に思ったシラカンバの生育特性について考えてみたいと思います。 シラカンバ(Betula platyphylla)はカバノキ科カバノキ属に分類される落葉広葉樹です。純林を作ることが…
さて、今回の記事は自分を追い詰めるためのものです(笑 僕は以前、生物分類技能検定の植物部門を受けよう!と言っておりました。はたして勉強は進んでいるのか。 ……あんまり。 やったらやっただけ新しい情報は出てきます。知らない植物の名前はもちろん、花…
ご無沙汰しています-∀-。 作業中に集中力が途切れてしまったので最近あったことを手短に。 近年のワタクシは実は(?)けっこう精神的に失調することが多く、さらに悪いことに、そういうときに周囲に助けを求めることって今までは全然なかったんですよね。引…
今住んでいるところは大学敷地内にある学生寮なのですが、来る7月に近辺の別宅へ引越しをすることが先日決まりました! 大学敷地内からは出るとはいえ、通うべき学び舎へのアプローチは寧ろ近くなるというファンタスティック(笑)。敷地内といえども、今住…
何度登っても学ぶことばかりのおなじみ・三角山に行ってきました。(結局この前はいかずじまいだったので;) 断片的に今回気づいたことをメモしておきます。 <開葉状況> 優占度の高い木をみてみると、イタヤカエデ(Acer mono)、オヒョウ(Ulms laciniat…
例年の通り、ゴールデンウィークには天塩地方へヒグマの調査に出ておりました。危ないことはなかったものの、真新しいヒグマの足跡を発見したり、車が雪にはまって動かなくなったり、ストーブが不完全燃焼で大変なことになったりと、なかなか刺激的な(笑)…
草本類の図鑑を開くとその規模を実感する。wikipediaによればキク科(Asteraceae)は世界中に分布し、日本では70属360種が自生している、もっとも進化し、もっとも分化している植物なのだという。 とりあえず手元にある植物図鑑に載っている属名を挙げてみよ…
お久しぶりの更新です。生きておりました。 更新しなくなったのは、写真をアップできないでいるうちに文字のみの記事に対するモチベーションが下がった結果です。 写真がアップできないのは、今まで撮影に使っていた携帯電話のカメラ機能が壊れてしまってい…
こんなルートを歩きました↓ (yahoo!地図を改変) 基本的に林道だったんですけど、思ったより時間がかかってしまいました。 原因は運動不足と紫先色で描いた部分です。 紫腺は稜線と沢の間にある広い斜面を歩いてきた様子を示しているのですが、実を言えば、こ…
先日書いた近況報告の記事において、私は「オヒョウは順次開葉型である」という事を書いたが、後に検索をすると「オヒョウは順次ではなく一斉+順次開葉型である」との意見もみられた。実際は何型と表現するのが妥当なのだろう? 私が「順次開葉型」とした根…
南区にある藻岩山は、かつてアイヌから「インカルシペ」と呼ばれ、物見の山であるとともに尊い神の山として親しまれていました。 モイワ、というのは藻岩山の北に位置する円山の昔のアイヌ語名であり、一説によれば和人が名前を取り違えたのだという事です。…
今朝の記事、あとで読み返すと若干言葉が不自由になっている事に気付いたので修正しました。 論理の組み立てって難しいですよね。ハハッ さて紅葉の話題が出たので、ついでに前に気になっていた事も書いておきます。 上の写真は二つとも10月上旬に撮ったカツ…
そろそろ山の中では落ち葉の絨毯ができていますが、それらを蹴散らすとホオノキ(Magnolia obovata)やキタコブシ(Magnolia kobus var. borealis)、ミズキ(cornus controversa)、アズキナシ(Sorbus alnifolia)などの果実が見つかりました。 こいつらは総じて鳥…
お久しぶりです! 僕は今日も生きております(笑 ひと夏が過ぎ、すっかり涼しくなりました。 ブランクがだいぶできてしまったので、その間にあったネタを簡単に報告しておきたいと思います。 なお、写真は設備的な理由であまり載せられませんがご勘弁を。 6…
廃林道脇に生えているタラノキが、葉色の移ろいと果軸の赤紫色で綺麗な彩りを見せていた。魅せられた僕は記念に一枚写真をとろうとしたのだが、背景に興味深い林が広がっている事に気付き、せっかくなのでそれも含むように写してみた。その写真が上の一枚目…
今日はいつもより学術的な話をします。 森の中を歩いていると不意に陽だまりが出現することがあります。よく観察すれば、地面には大きな倒木が見られるかもしれません。天井を埋めていたそれが倒れることによって、ぽっかり穴があいたのです。 このようなこ…
バイト中ですが暇な時間帯なので更新します。 土曜日には僕が所属するサークルのお花見がありました。 このサークルの花見はいつも遅めに開かれるので例年は桜不在の花見となってしまいがちなのですが、今年は迅速な準備(笑)と桜の開花日が多少遅れてくれた…
どうもお久しぶりです。 先日僕は天塩地方の大学演習林へヒグマの調査に行ってきました。 当調査への参加は去年に続き二回目。 「ただいま!」と「初めして、お邪魔します」の二つの想いを胸に抱えての11日間でした。 去年との大きな違いは雪が少なかったこ…
昨日、工学部前のキタコブシ(Magnolia kobus var. borealis)が一気に花を咲かせました。 キタコブシはモクレン科の木です。この仲間の多くは花も枝もよい香りがします。 なのでアイヌ語でもキタコブシは「オマウクシニ」といい、これは<よい匂いのする木…
こんばんは。このところイスカやノスリを初めて認知して世界観を広げているezolisuです。 鳥を知っている人に教えてもらったのですが、彼いわく「植物より鳥のほうが独学でいける」んだとか。 でも僕は全然そんな気がしません。むしろ逆です(笑)。 さて、昨…
大学の構内にはアズマイチゲやキバナノアマナが咲き始めました。 もうそろそろ札幌でも、雪が降れば「なごり雪」と言っていいでしょう。 で、過ぎる季節を惜しみつつ、最近撮った冬らしい景色をアップしました。 ちなみに1~3枚目は3/20の迷沢山 4~6枚目は3…
結局この前は二本記事を更新しただけで終わってしまった・・・笑 連続して書く予定だった記事をあげておきます。 僕は最近チョウを覚えようと思い、調べていると、とある種類の卵がミズナラの冬芽に産み付けられることを知りました。 今まであまり気にかけて…
本日の大量更新第二段です。三角山のつづき。 最近春が少しずつ近付いてくるような気配を感じます。 三角山でも、前回の記事で紹介した蝶の他、現れ始めた地面から色々な生き物が顔を出していました。 【イチヤクソウ】 Pyrola japonica 高さ15~25cmの常緑…
3月も終わってしまいますね。お久しぶりなので一気に4本更新しようと思います。 昨日、僕の最も身近なフィールドである三角山に行ったところ、山頂では早くも蝶々が飛び交っておりました。 翅を休めているところをすかさず激写。 ・・・って言っても近づけ…
百松沢山よりもさらに前ですが、サークルでのつながりで、岩手の森も歩いてきました。 下北半島とは違い、流石に北海道南部かそれよりも南でしかみられない木が少なからずあって新鮮でした。 当たり前のようにアカマツ林が広がっているし、低い尾根上にはミ…
このあいだ登った「百松沢山」という標高1000mちょっとの山の景色がよかったので淡々と写真を貼ってみました。二枚目、三枚目はたまに登る手稲山を写しています。 普通の冬山登山は今シーズンでは初めてだったので達成感と感動はひとしお! 夏季は笹のせい…